月に一回のペースでブログを書いているような‥‥まぁ、いいんです←良くない。
さて。
最近「くるり」の曲をよく聴いています。
前のイメージは栄養ドリンクのＣＭ曲を歌っている人達ぐらいでしたが、最新アルバムのMVが私の中でツボでそこから聴くようになったんです。
そんな矢先、ＮＨＫで特集番組を放送していたのでなんとなく観ました。
詳しい内容は割愛しますが、前作のアルバム「坩堝の電圧」というアルバムの中の「soma」という曲があって、その曲についてのお話でした。
「soma」とは相馬の事で福島県の相馬市です。
私の実家は宮城の県南にありまして、相馬は隣町ということもあり小さい頃から家族でよく訪れていました。
買い物に来たり家族で歯医者に通ったり‥‥あまり裕福な家でもなかったのですが月に一回相馬のお酒のディスカウントショップにオトンが飲むお酒の買い出しに行くのがとても楽しみで、その帰り海の近くのレストランへ連れて行ってもらい一番時間のかかるグラタンを毎回頼んで食べていました。
皆が食べ終わる頃にテーブルに運ばれてくる熱々のグラタンを頬張りながら遠くの海を眺めては「早く食べなさい！」と急かされたりして。
運転免許をとってからは一人で海へ行ってはぼんやり眺めたり、友達とドライブに来たり、私にとっての海は相馬と言っても過言じゃないくらい。
震災後、そんな思い出が詰まった相馬の海にだんな様と二人で訪れました。
新地から松川浦へ車を走らせてましたが海沿いのあまりの悲惨な姿に胸が苦しくなり涙が止まらず途中で折り返して帰宅しました。
松川浦のあの橋の向こうはどうなっているのだろう‥‥？と思いながら。
番組では橋の向こうの光景を映し出していて、友達と初日の出を見に行って日が昇るのを待った駐車場は海となり、橋から続く道路は崩れたりしてとてもじゃないけど通れる状態ではなかったです。
今はどこまで復興しているかわからないけど、当時はそんな光景だったようです。
復興が進んで整備されても前の相馬の海とは少し違うんだろうなぁ‥‥。
今度ふらりと訪れてみようと思います。
力強く前に進んでる事を確認しにするために。
「ここは どこまでも 遠く青い 嗚呼 相馬の町だよ」